脊椎と下肢をつなぐ人体で唯一の筋肉である「大腰筋」(腰筋)。その重要性について書き尽くしたのが、本書です。 身体の重心近くに位置する大腰筋は、生体力学の観点からも、解剖学的に重要な場所に位置しています。また、中枢・末梢神経系に影響を与えているため、大腰筋リリースを行えば、恐怖や不安からの開放へと導けるといいます。さらに、筆者はヨガにおける7つのチャクラのうち3つが大腰筋にあることに着目。スピリチュアルエネルギーを引き出すためにも、大腰筋の活性化は必要不可欠だと述べています。 そんな重要な大腰筋を活性化させるためにはどうすればよいのか。「コアを強化するエクササイズ」や「ストレッチエクササイズ」、さらにピラティスやヨガなど、多彩な方法についてイラストで解説され、身体にかかわるすべての運動指導者にとって、新たな気づきにつながる1冊となることでしょう。
本の中身をPDFファイルで一部ご確認いただけます。(PDF 600kb)
■仕様
136ページ カラー
257×182×20mm
著者:Jo Ann Staugaard-Jones
監訳:武田淳也
★三浦栄紀さんのおすすめコメント★
まず、本のタイトルがずばり“大腰筋”と、1つの筋肉にフォーカスされていることに惹かれました。これまで、大腰筋のイメージは、姿勢を正しくする時に非常に大切な働きをしていうということくらいしか思い浮かびませんでした。しかし、この本を読むと様々な動きの時に使用され、それがどのように働き、どういう効果があるのかまで詳しく記載されてました。ピラティスやヨガを指導されている方はもちろんですが、その2つの指導は行っていない私でも機能改善系のエクササイズを指導する時に、とても役立つ内容だと思いました。大腰筋、とことん勉強したい方におすすめの本です。